社会に役立つ。
地元で働く。
楽しく暮らす。
- 福祉・介護の仕事
- 福祉・介護の職場
- 勤務スタイル
- 介護職員の
お給料や将来性 - 新しい働き方!
「介護助手」として - よくある質問
Q&A
全国に先行して人口減少や少子高齢化の進行する本県において、福祉・介護の仕事は、支援を必要とする方がいつまでも住み慣れた地域でその人らしく暮らせるよう「生活を支援する」「自立を促す」という、社会的に大変意義のある職業です。
福祉・介護の仕事と言えば、体力的にきつい、給料が安いといったマイナスのイメージをもたれがちですが、最近では福祉機器などを活用した体に負担の少ないケアが普及していたり、お給料も他産業と比較して遜色ない水準になってきており、取り巻く状況は大きく変わってきています。また、福祉・介護職員でないと味わえない「やりがい」や「楽しさ」があり、人のために役立てる喜びや幸せを日々実感できる仕事です。
福祉・介護の仕事は、働き方や働く場所も多種多様ですので、自分の希望やライフスタイルに合った働き方が見つけやすいというのも特徴の1つです。
ここでは、福祉・介護の仕事の種類や勤務先、勤務形態など、福祉・介護の仕事に興味がある方にとって気になる情報をご紹介します。
福祉・介護の仕事
福祉・介護の仕事は大きく2つの業務に分かれます。
様々な利用者と向き合い、
生活を支える介護の現場のスペシャリスト
身体的・精神的に障害のある方のために、食事・入浴・排泄などの生活全般にわたって介護を提供し、自立を支援するという福祉現場のスペシャリストです。
利用者と向き合い、寄り添い合う中で生まれる信頼関係や喜びはこの職種の魅力の一つ。ケアワーカーの必要性は今後も高まっていきます。
様々な介護現場で活躍する国家資格
介護福祉士
自宅での生活をサポートする資格
訪問介護員(ホームヘルパー)
専門知識と人間性を兼ね備えた、
福祉に関する相談援助のエキスパート
心身の障害などによって、日常生活に支障がある方やその家族を対象に、身体、精神、経済などあらゆる角度から、助言や指導をする仕事です。
施設によって社会福祉士や相談員など呼び名も異なり、教育現場や医療、行政、企業など多様な現場で専門知識が求められます。
介護プランを作成するエキスパート
介護支援専門員(ケアマネジャー)
福祉のあらゆる分野のコーディネーターとなる国家資格
社会福祉士
福祉・介護の職場
福祉・介護職員の活躍の場は様々ありますが、サービスを必要とする利用者の方に対する職場(施設・事業所)の種類としては、大きく「入所型」・「通所型」・「訪問型」に分かれます。
提供するサービスの種類や対象者などによってさらに細かく分類されますが、ここでいくつか紹介します。
特別養護老人ホーム
入所型【高齢】
介護が必要で、家庭での生活が困難な方が入所し、介護などを行う施設
特徴
24時間体制の介護サービス(食事・入浴・トイレ等)を行うため利用者さんの人生に寄り添った支援がしやすい。
グループホーム
(認知症対応型共同生活介護)
入所型【高齢】
認知症の高齢者が、少人数で共同生活を送りながら家庭的な雰囲気の中で介護などを行う施設
特徴
少人数で、利用者さんにあったケアを行いやすく、一人ひとりに向き合いやすい。
デイサービスセンター
通所型 【高齢・障害】
自宅から通い、食事や入浴などの日常生活の支援や、レクリエーションなどを行う施設
特徴
日帰りサービスで、基本的に日勤での勤務。楽しんでもらうための企画などを考えるやりがいがある。
障害者支援施設
入所、通所型【障害】
障害者が地域で自立した生活が送れるように日常生活上の支援や、就職に向けてのトレーニングを行う施設
特徴
若い方から高齢の方まで、様々な利用者さんに寄り添い支援し、ともに成長ができる。
小規模多機能型施設
入所、通所、訪問型
【高齢・障害】
利用者の選択に応じて、施設への通いを中心に、泊まりや訪問を組み合わせて日常生活の支援を行う施設
特徴
利用者さんの様々なニーズに応えることができる。
ヘルパーステーション
訪問型【高齢・障害】
高齢者や障害者の自宅に訪問し、家事援助や介護サービスを行う施設
特徴
短時間の勤務も可能なので働く人の希望に合った働き方ができる。
勤務スタイル
ここでは、「入所型」「通所型」「訪問型」の3つの働き方から、それぞれの一日の流れを一例としてご紹介します。
入所型STYLE
介護職の場合


訪問型STYLE
ホームヘルパーの場合

通所型STYLE
ソーシャルワーカー
相談員の場合

介護職員のお給料や将来性
お給料は??
高知県の介護職場における平均所定内賃金
平均
213,378円(月給)
出典:平成29年度介護労働実態調査
将来性は??
介護職員の平均月給(正職員)

【出典:令和4年度高知県人材確保に係る介護事業所実態調査】
人気のある資格は?
-
就職に有利
介護職員初任者研修
真っ先にとりたい公的資格!
介護の知識や技術だけでなく、高齢者との接し方や福祉・介護の基本的な考え方などが学べる。
訪問介護員(ホームヘルパー)として働くには必須!(088-823-9631) -
就職に有利
実務者研修
介護福祉士をめざす人には必須の公的資格!
質の高い介護サービスを提供するために、実践的な知識や技術を学ぶための研修。
実務の経験や資格の有無にかかわらず、誰でも受講できる!(088-823-9631) -
国家資格
介護福祉士
福祉系3大国家資格の一つ!
身体または精神的に障害があって、日常生活に手助けが必要な人に、食事・入浴・排泄などの介護を行う。
専門的な知識と技術を備え持つエキスパート!
-
キャリアアップ
ケアマネジャー
(介護支援専門員)専門性抜群の公的資格!
介護サービスが必要な人と、福祉・医療・保健とを結ぶ重要なキーパーソン。ケアプランを作成し、自治体や施設などと連絡調整を行う。(088-823-9630) -
国家資格
社会福祉士
福祉系3大国家資格の一つ!
日常生活を営むのに支障がある人に対して、福祉に関する相談に応じたり、助言やアドバイスなどを行う。施設や病院、自治体や社会福祉協議会など、活躍の場は多い! -
国家資格
精神保健福祉士
福祉系3大国家資格の一つ!
精神的な障害のある人に対して、日常生活をスムーズに営めるよう支援したり、社会復帰に関する相談・助言を行う。活躍の場は、病院などの医療現場が多い。
「持ち上げない!抱えあげない!引きずらない!」
高知家ノーリフティングケア宣言
高知県では、
介護の現場で働く職員の腰痛を防止し、「介護=腰痛を引き起こす重労働」という現状を解消するために
ノーリフティングケアを通じて介護業界の意識と働き方を変える取組みを推進しています。
平成28年度に「高知家ノーリフティングケア宣言」を掲げ、
介護する側・される側双方の健康と安全を保障できる
ノーリフティングケアを本県のスタンダードなケアとすることを目指しています。
介護の仕事の新しい働き方!
「介護助手」として活躍しよう
これまで介護職員が行ってきた業務のうち、身体的な介護以外の「周辺業務」のみを行う『介護助手』という働き方が、近年介護業界で広がってきています。
「周辺業務」とは、例えば、部屋の掃除や食事の片付け、ベッドメイク、シーツ交換、利用者の話相手など、介護に関する専門的な知識や技術を必要としない業務です。
こういった作業を介護助手の人が担うことで、介護職員はより専門性を必要とする本来業務に専念でき、サービスの質の向上が図れます。
また、介護職員の多忙な時間帯をサポートする介護助手のお仕事は、フルタイムの勤務だけではなく、例えば中高年齢者や主婦の方など自分のライフスタイルに合わせて無理のない範囲(日数、時間帯)で働きたいというニーズに合わせた柔軟な働き方ができるのも魅力です。

社会に役立つ。 地元で働く。
楽しく暮らす。
今、経済的な価値よりも、心豊かに暮らしたり、社会に役立つ生き方を選ぶ人が増え、
福祉・介護の仕事を将来の選択肢の一つと考え始めている人が多くいます。
しかしまだまだ知られていない福祉・介護の世界。
その知られざる魅力をご紹介します。
Q福祉・介護の仕事の将来性は?安定していますか?
A
日本の高齢者人口は、3,515万人で過去最多。総人口に占める割合は27.7%となり、4人に1人が65歳以上の高齢者です。(平成30年度高齢社会白書より)また、2050年には約2.5人に1人が65歳以上、4人に1人が75歳以上となる社会が到来すると推測されており、福祉・介護の仕事は長い目で見ても活躍が期待できます。
Q地元で働きたいのですが仕事はありますか?
A
高齢化率が全国2位の高知県は、すでに県民の約3人に1人が65歳以上という高齢社会の先進県であり、福祉・介護の職員が数多く求められています。
また、働く中で生まれたサービスやアイディアが、日本や世界をリードし、高知発のビジネスとして地元を盛り上げることが期待できます。
Q仕事と結婚・子育て、両立できますか?
A
福祉・介護業界で働く人のなんと8割が女性!
仕事と子育てを両立するママがたくさんいますし、自分のライフスタイルに合わせて働き方を選ぶなど、女性が働きやすい業界です。
また、職員を対象に行った調査では半数以上が「残業なし!」と答えており、家族との時間を大切に過ごせます。