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高齢者を元気にする専門家!

2019.03.18

介護職員として頑張っている先輩たちの生の声1

現在介護職員として、県内で頑張っている先輩職員の方へインタビューを行いました。

一人目は株式会社アクトワンで統括マネージャーとして働く「森田貴則」さんです。

 

今の会社で働くことになったきっかけは何ですか?に変えることは可能ですか?

私は18歳の時から看護助手として町内の病院で働いていましたが、20歳の時に今の会社を知り、転職しました。

理由としては、父の友人である現在の社長に職場を見学させて頂いたとき、利用者さんがイキイキとしていたことがとても印象的だったからです。それまで病院で働いていたこともあって、高齢者に対して「弱っている」イメージを持っていましたが、それが覆った瞬間でした。

 

 職場でのキャリアアップ支援などの制度があれば教えてください。

アクトワンでは「専門職」になるためのキャリアアップ支援制度があり、自分のキャリアに合った研修受講をサポートしてくれる制度や、年間を通して実施する社内研修制度があります。こういった研修を受講して独自資格の「運動指導マイスター」や「認知症ケアマイスター」になると、「健康運動指導士」や「認知症介護実践者研修」という専門職としての資格取得に挑戦することができます。

私の場合は専門学校に行っておらず、全く未経験からのスタートでしたので、会社の支援と自分自身の勉強で資格を取得しました。まずは「ヘルパー2級」(※現在の「介護職員初任者研修」)、その後実務経験を経て「介護福祉士」を取り、今は健康運動指導士の資格取得に挑戦しています。

 

 職場の環境改善など何か取り組んでいることはありますか?

私は今、シフトプラス社とICTを活用した介護記録システムの共同開発に取り組んでいます。今までは、利用者さんの様子やケアの記録、引継ぎ書類の作成やそれらの転記作業をすべて手書きで行っており、その業務は労働時間外に行うことも多いため残業となっていました。今ではタブレットを使用した記録システムで業務を行い、ほとんどの従業員が定時で帰れるようになり、私自身も趣味や子供と過ごすプライベートの時間を確保することができています。まだ改良が必要な部分もありますが、このようなシステムが介護職場のスタンダードになればと思っています。

 

これから介護職を目指す方へメッセージがあればお願いします。

いまだに多くの方から「3K」のイメージを多く言われることがありますが、自分自身も入社当時は同じような印象を持っていました。

しかし、それは「介護の仕事=高齢者のお世話をするだけの仕事」という認識であったからで、今は「高齢者を元気にする専門家」になりたいという目標を持って頑張ることができています。

一人一人が自分に合った環境で専門家としての目標を見つけることで、色々な可能性が溢れる仕事だと思っています。これから介護の仕事をされる皆様も、自分の目標を目指して頑張って下さい。